Note

No.180

BANANA FISHアニメ完走しました。原作を先にと思っていたのだけどなんやかんやでアニメを先に視聴し終えてしまった‥。(途中でやめられず)(それにしても時間がかかった‥)
以下は感想です。※ネタバレに一切配慮しておりません。



終盤はもうハラハラして、みんな死なずに無事に生き延びてくれ‥の気持ちしかなかった。
ラストは、ああ、そういうことか、と妙に納得するものがあった。ただただかなしくて、さみしかった。でもとても美しい終わり方だったと思う。
アッシュはやっと解放されたんだねって思ったけど、「死」しか彼を自由にできなかったのかと思うとほんとうにやるせなくてつらい。もうアッシュに会えないのがとてもとてもさみしいよ。

ブランカが月龍に「少なくともアッシュは愛することを知った」というようなことを諭したシーンが印象的でした。アッシュにとっての英二の存在がいかに大きいかがうかがえて。
アッシュの死を、英二が知ることはもしかしたらなくて、だけどいつか知ってかなしみに暮れるかもしれなくて、かれらの「この先」を考えると胸がぎゅってなる。英二だけじゃなくて、シンや、ケインや、アレックスやボンズたちグループの仲間のことも。
でもアッシュがけっして絶望せずに必死に生きてきたことがほんとうに希望そのものだった。強くて美しかった。

アッシュのいなくなった世界で、それでも英二はアッシュがいつか日本に訪れるのを待ち続けるのかもしれないね。

そして月龍もさいごまで憎みきれない人でした。わたしはかれがとてもすきなんです。
シンくんが月龍を「あんたは怪我をしている」と表現していたのが優しくてよかった。側にいてあげなね。

ティーンの若い子たちがみんな、大人に権利や自由を奪われ踏み躙られ、それでもなお懸命に「自分」を取り戻そうと生きる姿が活写されていてほんとうに良い作品でした。
出逢えてよかった。
つらいけど、原作も続き読みます(現在11巻の途中)。

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#BANANAFISH

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