01.愛はくるしい
まるで、連れていって、と。そう訴えているようだった。
02.胸がくるしい
オレにもアニキにこんな顔を、させることができたらいいのに、と思う。
03.恋にくるしい
どうせ元々わたしは、自由気ままに生きる野良猫なのだ。
高橋家に拾われた猫と兄弟の、
つかの間の同居譚。
高橋兄弟が赤城山で猫を拾ったところから始まる物語です。
猫視点、涼介視点、啓介視点が混ざって展開します。
涼介←猫の描写があります。
啓介が少しかなしい思いをさせられています。
ハッピーエンドのなんちゃってラブコメです。
まるで、連れていって、と。そう訴えているようだった。
オレにもアニキにこんな顔を、させることができたらいいのに、と思う。
どうせ元々わたしは、自由気ままに生きる野良猫なのだ。
fin.
2025.06.12